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ケース面接を突破するためには?初心者に分かりやすく解説!

ケース面接
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ケース面接を突破するために

ケース面接とは?

ケース面接とは、『与えられた条件や問いに対して、仮説を立て、論理的に答えを導く』面接のことです。元々は、Googleの採用面接で用いられた手法の様ですが、現在では外資系企業や、コンサルティング会社の選考活動でも多く実施されています。ケース面接の時間は30分~40分が一般的で、面接の冒頭で、個人で考える時間が5分程度与えられることが多いです。分かりやすく言えば、『論理的に思考するクイズ』です。

普通の面接との違いは?

簡単に言うと、『何を聞かれ、答えるか』が違います。一般的な面接では、学生の人柄や価値観を汲み取る為に質問され、ESやガクチカに沿ったパーソナルな回答が求められます。一方で、ケース面接では『条件や問いに対して、結論を導く』ことが求められます。

フェルミ推定との違いは?

フェルミ推定も、ケースと思考方法は大差ないです。フェルミ推定では、実際に調査することが難しい数量や数値を、様々な仮説を元に論理的に求めることが重要となります。

ケースの種類は大きく2種類!

ビジネスケース

例 都心にある家電量販店の売り上げを2倍にするにはどうしたら良いか?  

  A町にある、カフェの来店者数を増やすにはどうしたら良いか?

フェルミ推定

例 日本にある電信柱の本数を求めよ。

  今現在、地球上では、何人の人が眠っているか?

何を見られているか?

論理的思考力 

限られた時間や、条件という制約の中で、どこまで論理的な思考をし、結論に辿り着けるかを図られています。その為、ケースやフェルミで重要となるのは、導き出した結論ではなく、寧ろその過程での思考方法だということができます。

柔軟性や素直さ 

ケース面接では、自分の結論や、考え方に対して何回も質問をされます。例えば、『利益を出すと言って、売り上げを上げると言っていたけれども、何故コストカットを考えなかったのか?』などです。こういった、面接官からの質問に対し、論理的に解答することは当然大切です。しかし、時には、考え方の誤りや、もっと良いアイデアに気づくかもしれません。その際に、いかに臨機応変に対応し、結論を柔軟に変化させていくことができるかが重要です。

話し方などのコミュニケーションスキル 

これは一般的な面接でもみられていることです。特にケース面接の場合は、結論をファーストで話すことを意識したり、話が冗長にならないように気を付けましょう。

ケース面接の流れ

ケース面接には、個人面接(1対1)とGD(グループディスカッション)があります。どちらの場合も、全体の進行は同じです。

①挨拶、自己紹介、志望動機など。

②自己紹介やガクチカを元にお題が課せられる。

③お題に対して、5分程度時間が与えられ、最後に発表をする。

④面接官から、発表に対する質問がなされる。

ケースの考え方

考え方の順序
①前提の確認  
②現状の分析 
③ボトルネックの特定
④打ち手の洗い出し 
⑤打ち手の精査 

前提の確認 

最も重要なステップです。ここで、与えられたお題や言葉の意味に対して、前提を確認しておきます。後から、前提が曖昧であったがために結論が収束しづらくなってしまうことの無いように、きちんと前提を確認します。(例 コロナ禍であることを前提にするのか) 

現状の分析

次に、お題に対する現状を確認します。例えば、『渋谷にあるラーメン屋さんの売り上げを上げるには』というお題の場合には、その売り上げの要因として、『購入単価』『1回の来店で購入する平均個数』『来店頻度』『来店回数』『変動費』『固定費』などが挙げられます。 

ボトルネック特定

現状を確認した後は、その要素の中から、最も課題となっているであろう要因を見極めます。例えば、上記のラーメン店の場合、『固定費』や『1回の来店で購入する平均個数』を変化させるのはあまり現実的ではないでしょう。その一方で、『購入単価』や『来店頻度』は現実的で効果的だと考えることができます。ボトルネックの特定が、最終的な打ち手の納得感を左右させるので、非常に重要です。

打ち手の洗い出し

③で導いた、ボトルネックを解決する具体的な案を考えます。この際に、現実的でありきたりな案を考えるのではなく、様々な案を考えるようにしましょう。この段階で、選択肢を絞っておく必要はありません。 高評価を得たい場合は、他の人が思いつかないようなアイデアで打ち手を考えましょう。

打ち手の精査

④で出た打ち手の中から、最も良いと思われる打ち手を選択します。この際、自分で評価の基準を明確にすることを忘れないようにしましょう。時間がない場合は、最低限『実現可能性』『効果』『コスト』の評価軸をもつようにしましょう。

発表の際に注意すること4つ

結論を冒頭で述べ、その後に思考過程を伝える。 

当たり前ですが、意外とできない方が多いです。思考方法を忘れる前に話してしまいたいという気持ちもわかりますが、落ち着いて、まずは結論から伝え、分かりやすい発表を心がけましょう。

数字やデータを活用し、納得感を上げる。 

単に、売り上げを上げると言っても、抽象的過ぎて、どのくらいの期間で、どれだけの売り上げが向上するのかわかりません。『キャンペーンによって2週間の間、平均単価が10%、回転率が30%上昇することで、売り上げが15%上昇する』などと、具体性を意識しましょう。

一方的な発表ではなく、ディスカッションを意識する。 

柔軟性や素直さを見るための面接でもあります。その為、一方的な発表ではなく、双方向のやり取りであることを忘れないようにしましょう。

分からなかったことや、考え終わらなかった場合は、その旨をきちんと伝える。 

時間が足りなかったり、考えがまとまらない場合もあります。その際には、見切り発車で進めるのではなくて、『~までは考えられたのですが、ここから先は考えきれなかったので、今考えながら発表します』などと伝えるようにしましょう。

ケース面接の勉強方法

ケース面接の練習方法としては、独学で学んでから、友人などに実際に面接官をして貰うのが良いです。この際に、きちんと友人にツッコミを入れてもらい、本番で臨機応変に対応できるように練習しておきましょう。最低限、以下の2冊の参考書を買っておけば、十分で、全く問題ないです。

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まとめ

ケース面接は苦手意識を持つ方も多いですが、慣れてしまえば『絶対に落ちない面接』です。参考書を利用し、就活が本格化する前までに、コツコツ勉強するようにしましょう。

コメント

  1. 就活無双伝 より:

    […] 前回の記事で説明したように考えていきます。 […]

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