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三菱商事の選考フローまとめ(就職体験記付)

三菱商事
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10月も後半に差し掛かり、ob訪問の準備を始める方も多いと思います。

商社を目指す方は、そろそろob訪問を開始しても良い時期だと思います。

商社を第一志望業界にしていない方も、商社の就活は6月から始まりますので、一応まだ選択肢に入れておいても良いと思います。

そこで、本記事では『三菱商事』を取り上げ、昨年の選考フローと選考対策をまとめました。

本記事では『昨年=22卒本選考』、『今年=23卒本選考』と表記しています。

【三菱商事】選考フローと選考対策

まずは、5大商社筆頭『三菱商事』の選考フローと選考対策です。

各フローの詳細と選考対策です。

WEBテスト(自宅受験)
↓
エントリーシート提出とPR動画提出
↓
1次面接(オンライン)
↓
2次面接(オンライン)
↓
最終面接+WEBテスト+独自テスト(監視下で受験)
↓
内定

WEBテスト

三菱商事は、5大商社の中で唯一WEB版SPIを実施しました。2021年から、コロナの影響で自宅受験のSPIに変更されました。2021年までは、テストセンターでのSPIだったようです。

商社の中では、最もボーダーが低いと言われています。また、2021年までのテストセンタSPIでは、『英語』の受験が必須でしたが、自宅受験のSPIでは『英語』がありません。

しかし、『玉手箱』も受験する必要があり、『玉手箱』では英語も含まれています。

加えて最終面接の際には本社にて、WEB版SPIを受験しなければならないので、しっかりとWEBテスト対策を行っておくことが重要です。

このWEBテストを合格しなければ、エントリーシートを提出することすらできませんので、心しておきましょう。

エントリーシートとPR動画提出

WEBテストに合格した人のみ、エントリーシートとPR動画を提出することができます。

【書類選考通過後に提出する追加設問】
◆これまでの学生生活の中で挙げた実績や経験を教えてください。(学業、部活動、サークル、趣味、ボランティア、インターンなど何でも結構です。最大4項目)(50字×4)
◆自ら難易度の高い目標を定め、その達成のために粘り強く取り組んだ経験について、教えてください。結果の成否によらず、あなた自身が考え工夫・努力したことを含め、取り組みのプロセスが具体的に分かるように記してください。(400字)
◆変化を起こすために、周囲を巻き込んで行動した経験について、教えてください。あなた自身が果たした役割や周囲との関わり方が具体的に分かるように記してください。(400字)
◆あなたが三菱商事で手掛けてみたいビジネスや、三菱商事で働く中で獲得したい経験・スキルについて、教えてください。(250字)
◆あなたらしさが表れている写真を2枚添付し、それぞれのエピソードを説明してください。(100字×2)
 
【書類選考通過後に提出するPR動画】
◆あなたらしさが分かるように自己PRをしてください(60秒~90秒)
※表現方法は自由ですが、正面を向き、胸から上が画面内に映るようにしてください。

『人柄』と『ビジョン』に 大別することができると思います。 【あなたが三菱商事で手掛けてみたいビジネスや、三菱商事で働く中で獲得したい経験・スキルについて、教えてください。】という項目に関しえては、面接のなかで最も深掘りされます。その為、ob訪問や企業分析をしっかりと行い企業理解を深めたうえで、自身の中長期的なビジョンを記入するようにしましょう。

PR動画は最大90秒までと、長く撮影することができますが、冗長にならないよう端的にPRしましょう。

面接

一次面接
【面接官と就活生の人数】
面接官2人:就活生1人
【面接時間】
55分(15分待機、面接40分)(オンライン)
【特徴】
・オーソドックスな質問が多く、エントリーシートに沿った質問がメイン。
・志望動機と学生時代に頑張ったことをメインに質問される。
・ガクチカに関する深堀を20分、志望動機に関する質問を15分、最後に逆質問が5分程度。

二次面接
【面接官と就活生の人数】
面接官2人:就活生1人
【面接時間】
60分(15分待機、45分面接)(オンライン)
【特徴】
・ケース面接を課される。

・3分間考えて3分で発表し、そこから30分ほどひたすらディスカッションを行う。最後に5分ほど逆質問の時間がある。

最終面接
【面接官と就活生の人数】
面接官2人:就活生1人
【面接時間】
面接約40分、人事面談約15分 (本社)
【特徴】
・志望動機などに関する質問がメインであり、深堀りもされる。
・『対立的な人間』に対してどのように接するかなど、対人関係についてかなり深く聞かれる。

面接に関しては、総じて一般的なことしか聞かれません。

ケース面接に関しても、余程の論理が破綻しない限り、合格するようです。

当然ですが、『この学生と一緒に働きたい』と思って貰うことを意識しましょう。

WEBテスト+独自テスト(監視下で受験)

本社で WEBテスト+独自テスト を受験します。

独自テストは5分で4問。短い文章を正しく読解できるかのテストです。

ここまで来る学生なら、独自テストに関してはケアレスミスがない限り満点が取れます。

内定

基本的には、最終面接の当日夜に電話で連絡が来ます。特に拘束はありません。

僕の選考

WEBテスト

SPIは9割5分。玉手箱は満点だと思います。ESなしで受験でき、相当数が受験しているため、ボーダーは低めになっているのだと思います。ここで落ちる人は論外です。勉強してください。

エントリーシートとPR動画提出

このステップに選考要素はありません。全員通過します。 『どのような人間か』と『三菱商事で何がしたいのか』が分かるように説明することをお勧めします。

面接

あまり、『何をしてきたか』は重視しない印象を覚えました。それよりは、『どのような人間か』と『三菱商事で何がしたいのか』を深く問われます。

僕の場合は、1次面接で 『三菱商事で何がしたいのか 』をかなり深く聞かれました。逆に、パーソナルな質問は皆無でした。面接官の方も、比較的高圧的だったと記憶しています。

2次面接はケース面接ですが、若干パーソナルについても質問がなされました。ケースのお題は【Eスポーツに絡めた新規事業を提案せよ】でした。元プロゲーマーでEスポーツに精通している人間だということはESで知ってもらえていたので、このお題を提示して下さったんだと思います。気になる方は僕のガクチカを別の記事で紹介してますので読んでみて下さい。

Eスポーツを題材にピッチイベントに参加したこともあったので、そのアイデアをそのまま発表し、高評価を得ました。今までの学生の中で一番面白かったと評価いただきました。ちなみに発表したアイデアは【仮想空間と現実空間を結び付けるマッチングサービス】でした(笑)

最終面接は、淡々と進みます。聞かれることも、他の企業で聞かれる一般的なことです。変な質問は一切ありませんでした。流石三菱商事だと感じました。面接官の方は、非常に優しいですが、頭の回転が異常に速いので会話のテンポも速いです。最終面接の会場は、学生の数が多く、まるで工場のベルトコンベアのようでした。多分最終面接の倍率でも10~20倍近くあると思います。

最終面接の後は別室に行き、アンケート記入を行い、その後人事面談があります。そこで、他社の選考状況や内定を出した場合、承諾するかなどの話があります。名刺を頂き、選考は終了です。

WEBテスト+独自テスト(監視下で受験)

最終面接の前にテストを受験します。

1つの部屋に20人程度が集められ、受験します。

SPIは、簡単ですが最後に解いてから数か月経過しているので、少し復習が必要かもしれません。

独自テストは、簡単です。とはいえ、ひっかけ問題みたいなのもあるので、注意しましょう。

僕は試験終了の10秒前まで1問間違えてました(笑)

例年、LINEのオープンチャットなどで問題が載せられちゃってます。なので、あまり重視はされてなさそうです。どうしても心配な方は、最終面接を遅めに設定すればよいと思います。

全体を通して

1次面接から最終面接まで2日で終わりました。面接後すぐに合格連絡が電話で掛かってきて、その日に次の面接を予約することになります。三菱商事に限らず、5大商社はどこも同じです。商社の中でも、志望順位を予め定めておかないと、バッティングする可能性が高いです。

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